リハスタ

   理学療法士による知っとくとためになる情報発信

理学療法士の給料と役職について。管理職について思ったこと。

本日は理学療法士のお給料と役職について、個人的な感想をつらつらと述べます


私は理学療法士になって、12年ほど経ちました。幸いにも、最初に就職した病院で現在も働いております。病院の機能として、回復期を中心とした130床ちょっとの病院です。


セラピストの人数は全部で60人程度でしょうか、うちPTが約40人ほどです。PTの年齢層としては、上は40代、下は新卒。平均でゆーと、30歳手前ぐらいが一番多いでしょうか。


そんな病院の管理職の感想です。

役職について


うちの病院のセラピストの役職は、リハビリテーション部の部長が一人、その下に理学療法科、作業療法科、言語聴覚療法科に科長が一人ずつ役職とゆー形で配置されています。


部長はPTの先輩が務められており、幸いにも私は理学療法の科長とゆー役職をいただいております。


役職手当として25.000円いただいております。

役職についた感想


さて、私は役職を与えられて3年ほど経っていますが、、、その感想を。


かなり体力的、精神的にもつらいものがあります。まさに中間管理職的なつらさですね。


もちろん、他のスタッフより余計にお給料をいただいていますし、役職につきたくてもつけないスタッフもいるので、「割に合わない」なんて言葉は仲の良い先輩、後輩にもゆえません!


が、つらいものはつらいですねー。もう少しキャリアをつめば、落ち着いてきそうな感じは掴めてきていますが。


私としては、科長の下に副科長なり、主任などの役職をつけて、その手当は私の手当から捻出してでも新しい役職を作って欲しいと思っています。




役職の仕事とは??


役職について、増えた仕事内容を述べていきます。


単位数は基本的に他のスタッフ同様に取得しています。担当患者数が他のスタッフと同じときに、新患が入ってくると、他のスタッフが気を使ってとってくれる程度の配慮は受けています。ありがたいです。


増えた業務といえば、単位数等の管理や、まとめての報告。そして、理学療法科としての新しい取り組みや、研究発表は主に私が中心となって取り組んでいます。


もちろん、科がよりレベルアップするための努力は惜しみませんが、やはり他部署、病院への根回しなど、なかなか容易ではないことが多く、精神的にいっぱいいっぱいになることも多々あります。


また研究発表に関しても、直接のノルマを伝えられたことはありませんが、暗黙的に一年に一題を意識して行っています。


私の病院では、基本的に業務に直接関わることでの残業しか手当がつきません。研究発表のために残業をしても残業手当はつきません。

理学療法士が給料を上げるには?


給料を上げるには、もちろん役職につくことが確実です。

が、病院とゆー環境では他の一般企業に比べて役職のポスト自体少ないため、なかなか容易ではありません。

他の資格、例えばNST専門療法士、呼吸療法認定士など、ある一定以上の認知度の高い資格を取ることで、病院が評価し資格手当を支給してくれる病院もあります。


病院の就業規則等を改めて確認してみてはいかがでしょうか?

役職につくためには??


セラピストとしての実力でつける方もいるとは思いますが、なかなかレアなケースではないかと思います。いかに実力があっても、所詮1単位の料金は変わりませんからね。


あとは、巡り合わせとゆーか、やはり運やタイミングになってしまうと思います。


その中でも、少しでも役職につける可能性を増やすために私が行っていたことを紹介します。


他の療法士より目立つために、私は呼吸療法認定士の資格をとりました。それによって、ドクターとの信頼関係が増し、呼吸リハが必要な処方は私を指名して回ってくることもあります。


また院内・院外での研究発表を積極的に行いました。年に1題まではできませんでしたが、2年に1題程度は発表していたと思います。


あとは地域の支部活動にも参加していました。支部活動の一環での依頼を、病院に公文書で依頼してもらうことで、病院幹部に積極的に活動していることのアピールにもつながります。


どの取り組みが功を奏したかは分かりませんが、何も行っていなければ役職にはつけなかったと思います。


キャリアアップ、給料アップのためには、報われないかもしれない努力も必要だと思います。いつかは自分に返ってくると思って頑張りましょう!


理学療法士が取れるキャリアアップにつながりそうな資格についてもまたまとめてみたいと思います!
本日も最後までお付き合いありがとうございました。