理学療法士の専門性と給料・キャリアアップについて
本日は理学療法士の給料アップ、キャリアアップのための資格についてまとめたいと思います。
今や潰れる病院自体も珍しくない状況の中で、なかなか給料アップも厳しい病院が多いと思います。自分の将来をどのようにイメージするか難しい中で、少しでも参考になればと思います。
理学療法士の中での専門性
一年間に、国家試験を合格して新たにどのくらいの人数が理学療法士になっているかご存知でしょうか?
平成24年が9850人、平成25年に初めて1万人の王台を超えました。それ以降は1万人の王台こそ超えてはいませんが、常に9千人代を推移しています。
受験者数自体は平成25年移行も増えている傾向にあるので、合格率で調整されているような印象を受けます。
累計の合格者数は平成28年度までで139214人となっています。
その中で、医療・介護報酬の削減が図られている医療業界で、いかに個人としての理学療法士の立場を守っていくか、考えていく必要があると思います。
理学療法士の専門性
1番分かりやすいものに、理学療法士協会が進めている認定理学療法士、専門理学療法士の認定制度がありますね。
私自身は、新人教育プログラムを修了し、専門分野に登録したところで止まっています(笑)
ただ、いざ認定理学療法士の資格を取ろうとしても、専門分野に登録して2年経たないと、認定試験が受けれません。また専門理学療法士に至っては5年たたないと取得できません。
いざ、行動しようとしたときのためにとりあえず登録しておいて損はないと思います。
ちなみに2016年4月時点での認定理学療法士の取得人数は1958人、専門理学療法士の取得人数は1792人と発表されています。
理学療法士の給料・キャリアアップ
理学療法士が取得可能で、キャリアアップにつながると思われる資格も今はたくさんありますね。
以前記事にまとめた呼吸療法認定士やNST専門療法士などは、認知度も高くキャリアアップにつながりやすいのではないでしょうか?
あと、私がぱっと思いつくものに、心臓リハビリテーション指導士や、糖尿病療養指導士、呼吸ケア指導士、セラピストマネージャー、ケアマネージャーなどなどありますね。
自分の病院の特性と自分の興味とが一致するようであれば、このような資格の取得もキャリアアップにつながるかもしれませんね。
また病院によっては、資格取得による資格手当の支給もあるそうです。病院全体でレベルアップを推進している職場であれば、資格手当も理解してくれるかもしれませんね。
また、転職する際にも、履歴書に書けるのでアピールポイントにはしやすいのではないでしょうか??
他の理学療法士との差別化を図るためにどうするか、しっかりマネジメントしていく必要がありますね。
これらの資格の取得方法や費用などは、また別の機会にまとめていきたいと思います。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。