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【要点まとめ】呼吸ケア指導士の資格取得や必要費用について。キャリアアップの参考に。

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本日は呼吸ケア指導士の資格について要点をまとめたいと思います。


呼吸関連の資格として、看護師やリハビリスタッフの方が取得していることが多いでしょうか?


資格取得の条件や、必要となる費用についてむとめていますので、資格取得によるキャリアアップを考えている方の参考になれば幸いです。


呼吸療法認定士と呼吸ケア指導士の比較に関してもまとめてみました。
physicalkun.hatenablog.com

呼吸ケア指導士とは??


以前紹介した呼吸療法認定士とはまた別の学会の日本呼吸ケア・リハビリテーション学会が認定制度を施行している資格です。

呼吸療法認定士に関する記事はこちらです。
physicalkun.hatenablog.com



歴史自体はこちらの方が浅く、2013年4月からスタートした資格です。まだ認知度は低いかもしれませんね。

資格取得の条件


①本学会に3年以上継続して入会していること。


②医師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士、臨床工学技士、臨床検査技師、介護福祉士の資格を持っていること。


呼吸療法認定士に比べると取得可能な職種がずいぶん多いですね。


個人的にはあまりに職種の幅を広くすると、呼吸ケア指導士自体のブランド力がなくなるような気もしますが。


③学会が認める講習会、学術集会へ参加して所定の単位を取得する。


以上の条件を押さえて、認定申請を行えば呼吸ケア指導士と認定されるそうです。認定試験にあたるものはないようですね。




資格取得・維持に必要な費用


まずは、取得のために3年以上学会に所属する必要があるので、年会費が1万円なので3万円必要です。


所定単位取得後に認定してもらうのに認定審査料を1万円払う必要があります。


維持のためには、学会の年会費を継続して払う必要と、5年に一度更新する必要があるので認定更新料1万円が必要ですね。あとは、更新の際にも所定の単位が必要なので、学会参加や講習会への参加のための経費がかかってきます。


うーむ、NST専門療法士のときもでしたが、継続して学会に所属する必要がある点がなかなかネックでしょうか、、、


以前別の病院のICUでばりばりに呼吸リハをしているベテランのPTの先生と呼吸療法認定士、呼吸ケア指導士について話す機会がありました。


その先生は今後は呼吸ケア指導士の方がメインになってくるかもしれないと話されてました。


まだ資格制度がスタートしたばかりですので、今後の学会の活動や認知度・普及度を踏まえて、取得を検討してみてもいいかと思います。


本日も最後までお付き合いありがとうございました。