きゃしゃーん理学療法士のリハメモ

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気になったことの整理

サルコペニアの概要・診断基準とリハビリについて

本日はサルコペニアについてまとめたいと思います。

サルコペニアってどんなもの??


理学療法士の方であればほとんどの方が聞いたことがあると思います。ただ、私が学生の時のサルコペニアと最近のサルコペニアでは若干意味合いが違ってきています。


サルコペニアとは、骨格筋減少症、筋肉減少症ともいわれます。要は、筋肉量が低下している状態のことを指します。


ヒトの筋肉量のピークは20台後半から30歳ごろといわれており、その後は徐々に減少していく傾向にあります。50歳までに10%程度低下し、さらに80歳までに30~40%低下すると報告されています。


また速筋と遅筋の筋線維数も減少が見られ、速筋に関しては筋断面積も著しく低下しているとの研究があります。

具体的な診断基準は??


①筋肉量の低下
これを正確に測定するには、特殊な機械が必要なため、容易にできる検査ではありません。
なので、筋肉量の評価には、下腿周径30㎝未満、BMI18.5未満のどちらかがあてはまっていれば、①は陽性と判断します。


②筋力の低下
男性は握力が25kg未満、女性は20kg未満で陽性です。


③身体機能の低下
歩行速度が1.0m/秒未満で陽性となります。


サルコペニアの診断には、①が絶対条件で、さらに②か③のどちらかも当てはまる場合にサルコペニアと判断されます。

サルコペニアの原因は??


私が学生の時に聞いた記憶では、サルコペニアは加齢のよる筋肉量の減少だけを指していたと思うんですが、現在は加齢によるもの以外の原因で筋肉量が低下した場合もひっくるめてサルコペニアというそうです。


原因には、加齢によるもの以外に、廃用性によるもの。低栄養によるもの。侵襲や悪液質など疾患によるものが挙げられています。

サルコペニアに対するリハビリ


リハを行っている高齢者の40~46%にサルコペニアを認めたとの報告もあります。


サルコペニアの原因は、1つではなく複数認める場合が多いため、包括的に評価・対応する必要があります。



特にリハビリでは栄養状態に注意しながら進めていく必要があります。


より良質なたんぱく質の補給が重要となるので、BCAAを積極的に摂取できるとよいです。


栄養状態の評価と予後予測。それに伴った、適切な運動負荷量の設定を行っていくことが、効果的なリハビリの提供になると思います。


本日も最後までお付き合いありがとうございました。
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