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日本サルコペニア・フレイル学会が認定指導士制度をスタート予定。

10月14・15日にあった、第4回日本サルコペニア・フレイル学会に参加してきましたー!!

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いやー、なかなか内容の濃い学会でしたね。ある程度理解できたとは思いましたが、初めて聞くワードもあったのでまた調べてみよう。


企業展示では初めて見る栄養補助食品もたくさんあり、たくさん試供品をもらいました。ポスター発表は全く聞きに行く時間はなかったので、ほとんどシンポジウムや教育講演などに時間を割きました。


基本的には3つの会場が用意されていましたが、全体的にキャパが小さかったような印象です。


特に、医原性サルコペニアに関するシンポジウム。若林先生や吉村先生が座長兼演者でしたが、このシンポジウムはかなり聴講者が多く、立ち見の方もたくさんいらっしゃいました。お二方ともかなり有名な先生なので、その分注目度が高かったのでしょう。


今後も、サルコペニア・フレイルに関する注目度は増してくると思うので、次回の学会ではキャパが大きい会場を確保してもらった方が良いのかなと思います。


第5回は2018年11月10日・11日に東京のソラシティカンファレンスセンターで開催予定のようですね。


ほぼ一年後ですが、興味のある方はチェックしておいてください。テーマは「フレイル研究のさらなる飛躍」だそうです。


興味深いですが、東京なので私は参加できそうにないかなー。来年は、香川でリハ栄養学会があるのでそちらの参加を検討中です。


さて、今後しばらくは、学会参加で勉強したことを、自分なりに整理しながらまとめていこうとは思っています。


が、個人的に少し通常業務などが忙しい時期なので、少し時間がかかるかもしれません。興味がある方は、お暇なときに気長に覗いてみてください。


さて、今日は直接の学術的な内容ではないですが、個人的に「おっっ!!」とテンションが上がった内容があったのでざっくり紹介します。





サルコペニア・フレイル学会が認定指導士制度を始める


学会誌の見開きページに認定指導士制度発足のお知らせが書かれていました。


まだ詳細な内容はオープンにはなっていませんが、来年度から開始予定だそうで、詳細が決まり次第、ホームページなどでオープンにしていくようです。


「高齢者などの機能評価を包括的に実施し、その結果に基づいた適切な指導を行える人材を育成する」がコンセプトだそうです。


資格対象者は、かなり広めに検討しているようです。医師・看護師・リハビリはもちろん、薬剤師・管理栄養士・保健師・臨床検査技師・社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士・歯科衛生士・歯科技工士・臨床工学技士・放射線技師・介護支援専門員・臨床心理士・健康運動指導士を現時点では検討しているとのこと。


基本的には3年以上学会に登録していることが条件のようですが、発足後しばらくは移行期間を設け、その期間であれば新たな学会員も取得可能なようです。


取得には、研修会等の参加による単位取得や試験の合格、症例報告が必要なようです。


研修会の内容は、老年医学や運動・リハビリテーション、栄養、口腔ケアなど。どれも包括的に評価するには落とせない内容ですね。


まだ正式発表ではないので、興味のある方は時々、学会ホームページを覗いてみてください。私も気づいた時には、紹介したいと思います。



まだまだ学会参加の疲労が残った状態です。時間をかけて少しずつ頭の中を整理していきたいと思います。


しかし、ほんとに有意義な時間でした。研修に行かせてくれた病院に感謝感謝です。。


本日も最後までお付き合いありがとうございました。