一般・つみたてNISAで悩む方対象。金融庁のデータで比較してみた。
一般NISAが2014年、つみたてNISAが2018年から開始しており、NISA口座の利用者は年々増えてきているようです。
一般NISA・つみたてNISAのうちどちらか1つしか選択できないのが悩ましいところですよね。
これから始めようと思うけど、どちらにしようか悩まれている方。始めたけど、他の人がどのように利用しているのか知りたい方。
金融庁が発表しているデータをグラフ化してみたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
一般NISA・つみたてNISAの割合
まず全体の一般NISA・つみたてNISAの口座数の割合のグラフです。
NISA制度利用者のうち、3/4が一般NISAを選択しているんですね。
一般NISA制度が2014年から開始、つみたてNISAは遅れて2018年から開始しています。
一般NISAからつみたてNISAへの変更も可能ですが、手続きに時間を取られることもあるので、そのまま一般NISAを利用している人も相当数いるかもしれませんね。
2020年度と2021年度の口座数の違いを比較してみました。
まずは一般NISA。
ほぼ全世代を通して横ばいで、大きな増加も減少も見られていませんね。
次につみたてNISA。
20ー50代にかけて大きく増加傾向にあるのが分かりますね。特に20代では2倍近くに増えています、今後も若い世代の利用者が増えそうです。
次は、世代ごとの一般NISA・つみたてNISAの比較
若い世代ほどつみたてNISAの割合が多く、40代以降で徐々に一般NISAの割合が多くなっていますね。
つみたてNISAの一番の武器は「時間」ですから、若い世代がつみたてNISAを選択するのは理に適ってますね。
ただ、今後は長寿、80歳以上生きることが当たり前になってくるので、40-50歳代の方もつみたてNISAを検討する価値は十分にあると思います。
一般 NISA・つみたてNISAの買付商品
次は、実際にみんなはどのような商品をコアに購入しているのか。
まずは一般NISAの買付商品です。
私の予想では圧倒的に上場株式が多いかと思っていましたが、実際には投資信託が一番多く購入されているんですね。
つみたてNISAでは購入できない投資信託もあるので、一般NISAで購入しているんでしょうか?
ただ、投資信託の基本は長期保有です。「時間」をかけることでその恩恵を享受できることが知られています。
つみたてNISAは20年間の非課税期間がありますが、一般NISAでは基本的に5年間しか非課税期間できません。なので一般NISAでの投資信託ではあまりその恩恵を得られないような気もします。
次に、つみたてNISAによる買付商品です。
投資信託は基本的にインデックスとアクティブの二つに分けられますが、やっぱりインデックス投資の圧勝ですね。
長期で見ると、アクティブよりインデックスの方が利益率が良いとのデータも出ていますから、やはりつみたてNISAの場合はインデックス投資で長期保有がベストだと思います。
以上がまとめになります。
改めて自分の運用方針と実際の利用者の現状を比較してみてもいいかと思います。
他の人の運用方針を知ることも良い勉強になりますからね。