リハスタ

   理学療法士による知っとくとためになる情報発信

2017-01-01から1年間の記事一覧

リハビリ職向けのマネジメント講習会に参加してきました

リハビリ職向けのマネジメント講習会に参加してきました。 治療技術に関する講習会はたくさんありますが、なかなかマネジメントや管理者向けの講習会は少ないですよね。 実際に講習会に参加してみると、思った以上に30歳代と思われる参加者が多かったです。…

医療・リハビリ職におすすめの便利なサイト紹介。情報収集能力が医療人を高めます。

医療職種・リハビリ職にとって便利なサイトの紹介。 私が就職したころに比べると、スマホの普及もあり、簡単にネット上で必要な情報を検索できるようになりました。 ネット上で得た情報がすべて正しいとは限らないので、その情報を見極める能力も必要とはな…

リハビリでのチーム制と担当制のメリット・デメリット。

私は回復期リハビリテーション病院に勤めています。 当院では、患者の担当を個人レベルでの担当ではなく、セラピスト数人のチームを作って、チームレベルで患者を複数担当するというチーム制(グループ制)を取っています。 最近は、回復期病院では365日体制…

平凡理学療法士の副業ブログの行方。半年間のPVの流れと有料化。

ブログをスタートして約半年。ついに、はてなブログproへ移行してみました。 30歳代の平凡な理学療法士ですが、とりあえずブログを始めてからの変化やおおまかなPVの変化もまとめてみます。 厚生労働省が副業を認める就業規則モデルを検討しているようで、社…

腎臓病療養指導士がついに開始。その概要説明と腎臓リハビリテーション指導士への期待。

慢性腎不全患者に対する運動療法の有効性が注目されており、腎臓リハビリのような言葉を聞く機会が増えてきました。 腎臓リハビリについてまとめた記事も是非読んで見てください。 physicalkun.hatenablog.com今回は、腎臓病関連で今後、需要が高まってきそ…

誤嚥性肺炎後の食事対応。医原性サルコペニアを防ぐためにKTバランスチャートを活用。

NST

先日参加した、第4回サルコペニア・フレイル学会でオーラルフレイルや医原性サルコペニアなど、経口摂取に関するトピックについて学ぶ機会がありました。 改めて、高齢者の口腔・嚥下機能の評価や、禁食の必要性の有無をしっかりと考察することの重要性を感…

【要点】生涯学習制度が大きく変更。認定理学療法士・新人教育プログラムについて。

平成33年4月より理学療法士の生涯学習制度に大きな変更が行われます。 詳細は平成30年に確定されるようですが、とりあえず現段階で分かっていることをまとめてみます。ついに理学療法士協会が大きく動き出しました。 この動きに対して1人の理学療法士として…

リハビリ分野の歩行支援ロボットについて。知識のup to date。

2020年に東京オリンピック開催が予定されています。以前からロボット産業の技術革新はすさまじいものがありましたが、オリンピックも重なり、さらにロボット産業の加速が見られるんじゃないかと思っています。 リハビリの分野でも近年、歩行動作を支援するた…

日本サルコペニア・フレイル学会が認定指導士制度をスタート予定。

10月14・15日にあった、第4回日本サルコペニア・フレイル学会に参加してきましたー!! いやー、なかなか内容の濃い学会でしたね。ある程度理解できたとは思いましたが、初めて聞くワードもあったのでまた調べてみよう。 企業展示では初めて見る栄養補助食品…

理学療法士の臨床実習について。最近増えているクリニカルクラークシップとは。

理学療法士の臨床実習の在り方に関して、国会でも議論されており、今後はより厳密な体制が求められていくのだと思います。 特に最近では、クリニカルクラークシップによる臨床実習が推奨されており、この方法が主流となっていくような流れも感じています。 …

腎臓リハビリについて。運動療法で腎機能改善が図れる可能性あり。

最近になって、腎臓リハビリという言葉をよく目にすることが増えたなーと思います。 以前までは、腎不全(CKD)患者に対しては運動制限が推奨だったようですが、最近は運動療法によって、腎機能(GFR)の改善が認められたという研究が出てきているようです。…

人事考課制度を病院(リハビリ)で導入するのはプラスかマイナスか?

最近、一般企業だけでなく病院においても人事考課制度を導入している病院が増えているようです。 あるアンケートによると、人事考課を導入している病院は76%との結果も読んだことがあるので、私が想像していた以上に、人事考課制度が取り入れられているのだ…

サルコペニア・フレイル・リハ栄養関連の学会・学術集会・研修会のまとめ。

サルコペニア・フレイルの関心が高まるにつれて、学会・学術大会の注目度も増してきているような気がします。 サルコペニア・フレイルを語るには、やはり栄養、リハ栄養に関する知識・取り組みも重要となりますよね。 本日は、サルコペニア・フレイル・リハ…

SARMや診療報酬など、サルコペニアに関する最近の話題

先日、リハ栄養・サルコペニアで有名な先生のお話を聞く機会がありました。 文献はよく読ませていただいてましたが、この先生のお話は初めてお聞きしました。 聞きやすく講演慣れされてるなーと思い、少し、若林先生の雰囲気に似ているところもあるような印…

予防理学療法分野の今後。PT協会が総額1億円の研究助成の公募。

理学療法士協会が予防分野に対しての研究助成の公募をしていますね。 助成金額がなんと、、、総額1億円!!! 採択する研究課題数が上限5件を程度を考えているようなので、単純計算で1件あたり2千万円あたりの助成金となりますね。 1件あたりの助成金の助言…

ピップマグネループ(磁気ネックレス)の費用対効果。肩こり解消グッズとしての価値は。

ピップマグネループEX(磁気ネックレス)の個人的な使用感。 3ヶ月ほど前から、パソコンのデスクワークの割合が増えたためか、今まであまり気にならなかった肩こりに悩まされるようになりました。 医療業界で働いているので、肩こりの原因や対処法についての…

AIと仕事の関係。医療業界や理学療法士はどうなるのか??

最近、テレビやネットでのAI(人工知能)のニュースを見るたびに、AIの進歩の速さに驚かされます。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、フェイスブックのチャットボットのニュースを聞いたときにはびっくりしました。 ニュースの内容をまとめるとこ…

臨床実習の難しさ。実習生とスーパーバイザーの関係性。

理学療法士になるための1番のハードルと言っても過言ではない臨床実習。ある意味では国家試験よりハードですよね。 私が学生時代のときも、1番つらい思い出は、国家試験の勉強ではなく臨床実習でした。多くのセラピストがそうではないでしょうか?? 今日は…

中国ブロック理学療法士学会に参加してきました

少し遠方でしたが、先輩と後輩と一緒に足をのばして第31回中国ブロック理学療法士学会に参加してきました。 2日間の開催でしたので、近辺に宿泊も考えましたが、後輩君が頑張って運転してくれるとのことなので、助かりました。 学会のテーマは「分科」と「包…

呼吸療法認定士の資格を取って変わったこと。業務や待遇などについて。

呼吸療法認定士の資格を取得したことで、業務や待遇にどのような変化があったのか、まとめてみたいと思います。 私自身、呼吸療法認定士の資格を取得して、ずいぶん時間が経過しました。5年に1度更新する必要があるので、すでに1度更新しています。 そんな私…

呼吸療法認定士の試験。おすすめテキストや青本などの過去問について。

呼吸療法認定士の認定講習会も終わり、試験に向けて本格的に勉強を始めた方も増えてきたんじゃないでしょうか?? 試験が例年11月ごろですかね??認定講習会から3カ月ほど、結構あっという間に過ぎちゃいますからねー。試験会場はその年によって少しずつ違…

サルコペニアと肥満が共存しているサルコペニア肥満とは?定義と対応について

サルコペニアと肥満が合体した病態、それがサルコペニア肥満です。サルコペニアとは、筋肉量の低下や筋力が低下した状態のことを指します。肥満とはBMIが25以上の体型のことを指します。 簡単にゆーとその二つが合わさった状態が、サルコペニア肥満というわ…

リハ栄養での栄養状態の把握に身体計測のすすめ。

以前、リハ栄養の導入・実践についての記事を書かせてもらいました。その記事を、若林先生にSNSで紹介していただき、たくさんの方に読んでいただきました。 やはり、みなさん導入や具体的な実践で、色々試行錯誤されてるんですね。いやー、でも若林先生が私…

福祉住環境コーディネーターの資格取得についての詳細。結構狙い目かもしれない。

2007年に高齢化率が21%を超え、超高齢社会になった日本。今後も、高齢化率も上昇し、障害者も増加すると思われます。 高齢になったり、病気になっても、少しでも長く少しでも楽に自分の住み慣れた家で生活したい。誰しもが思うことですよね。 私は病院で働い…

【要点まとめ】認知症について。4つの原因疾患に分類して、それぞれの特徴・症状を整理。

病院で働いていると、日常的に認知症とゆー言葉を使用しています。しかし、認知症の原因疾患はおよそ70種類があるとゆわれています。 今回は、認知症原因疾患で主なもの、アルツハイマー型認知症症、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症(…

呼吸療法認定士の過去問を紹介。受験の際の参考にしてください。

以前、別の記事で私が試験勉強で使っていた資料を掲載させていただきました。 physicalkun.hatenablog.com 今回は、試験のあと、帰りの新幹線で書き留めたものをWordに入力していたものがあったので、記事にさせていただきます。 呼吸療法認定士の試験問題は…

リハ栄養を導入するとっかかりとしてNSTの活動に便乗。

NST

以前に比べるとリハビリ関連の学術大会でも栄養状態に関する研究発表が見られる頻度が増えたような印象があります。リハ栄養とゆー言葉自体、セラピストだけでなく他職種にもかなり浸透してきたのかなーと思っています。 セラピストのみなさんの栄養状態に対…

理学療法士の気になる残業・副業などの実態について。

最近、理学療法士に関するいろいろなデータを見る機会があったので、特に気になったところを私の個人的な感想も交えながらつらつら書いてみたいと思います。 みなさん自身や職場と比較してみると、またおもしろいかもしれません。 理学療法士の職業人として…

理学療法士になるならおすすめは大学?専門学校?現役理学療法士の意見。

理学療法士になるには、大学で学ぶか、専門学校で学ぶかの2種類の選択肢があります。 短大もありますが、数が非常に少ないので今回は触れません。さらに専門学校では3年制にするか、4年制にするかの選択肢もあり、これから進路を考えている高校生は何を基準…

セラピストマネージャーの詳細について。理学療法士の給料・キャリアアップの参考に。

セラピストマネージャーという認定制度があるのですが、回復期病院にお勤めでない方はあまり馴染みがないかもしれませんね。 病院に回復期病棟がある方や、回復期専従スタッフの方でほかのセラピストとキャリアで差をつけたいと考えている方、すでに管理職、…