今後のスタンダードは週休3日制。ワークライフバランスか副業か。
ニュースでも時々耳にしますが、最近、週休3日制度を導入・検討している会社が増えてきましたね。
まだまだ、十分に認知されているわけでもありませんし、普及もしていません。が、私自身は今後は週休3日がスタンダードになってくると思っています。
そして、ゆくゆくはほとんどの人間は働かなくなり、ベーシックインカムが導入される社会になるのではないかなーと思っています。
その社会が30年後なのか50年後なのかは分かりませんが、少なくとも週休3日はそれほど遠い話ではないと思いませんか?
なぜなら、AIが人間の仕事をカバーできるようになってくるからです。少しずつAIが行える仕事が増えることで、まずは週休3日、、、最終的にはほとんどの労働人口が減少する。
つい最近も、味の素がAIやICTの活用で、2020年までに1日の労働時間を7時間にすることを目標にするというニュースがありましたしね。
労働人口減少やベーシックインカムの導入は、さすがにまだ先の未来でしょうが、さて、週休3日が導入されたらみなさん、どうしますか??
プライベートを楽しむ?ワークライフバランスとしては理想の形かもしれませんね。副業を始めてみる?厚生労働省自体も副業を認めるような就業規則モデルの作成を検討していますね。どちらにしろ、夢が広がる週休3日。少しまとめてみます。
週休3日の始まり
最初に導入した企業は残念ながら分かりませんでした。厚生労働省のデータによると、2015年時点で週休3日を導入している企業は8%。今はもっと増えているでしょうね。
今では当たり前の週休2日ですが、それ以前は週休1日でした。最初に週休2日を導入したのは松下電器(パナソニック)ですが、1965年のことです。
そこから徐々に浸透し、1989年には銀行が土曜日の窓口業務を中止、1992年に公務員が完全週休2日制が導入されました。
浸透するのに20~30年近くかかったということですね。現在はワークライフバランスなどの言葉があるように、生活重視な面も出てきているので、週休3日の浸透はもっと早いかもしれません。
週休3日の内容
週休3日と聞いて、休みが増えるの?やった!!と多くの方がなると思います。次に、でもお給料も減るの??と思いますよね。
一口に週休3日といっても、実はいろいろなパターンがあるんです。
①週休3日になっても、給料が変わらないパターン。
②週休3日ではあるが、1日当たりの労働時間が長くなり、1週間でみた合計の労働時間は週休2日と同じパターン。
③週休3日であるが、週休2日に比べると給料がカットされているパターン。
①のパターンがもちろんベストですが、色々なライフスタイルがあるので、②や③のパターンでも働きやすさを感じる方も多いかもしれませんね。
導入会社
ヤフーでは、選べる勤務制度の名称ですでに育児・介護を抱えている従業員に対して、本人からの申し出があれば土日の休日に加えてもう一日休日取得可能な制度を始めています。
ただし、これは給料も減少するようですが、今後は給料をそのままに全社員を対象に週休3日制度を導入することも方針として打ち出しています。
ユニクロも地域正社員対象に週休3日制度を導入しています。こちらの場合は、1日の労働時間が10時間×週4日勤務という形になっています。
給与自体は週休2日の従業員と同じようですね。なので、副業などでスキルアップしたい方などは働きやすいのかもしれません。
海外では、また日本とは労働スタイルが違うので一概には言えませんが、オランダやドイツは週休3日制度を随分前から行っているようです。
メリット
週休3日になることで、1日の労働時間が長くなろうと完全な休日が1日増えるということは、いろいろ考え方ができそうですね。
もちろん、リフレッシュに当てるのも良いでしょうね。松下電器が週休2日を導入した経緯も、長時間働くよりもしっかり休日を確保して能率を上げるためですから。
週休3日とることで、より仕事の能率や新しいアイデアが生まれるなどの好循環が期待できるかもしれません。
他には、副業や自分のスキルアップなどのために時間を使うことも有効かと思います。
今の日本では、なかなか賃金アップが難しい企業が多いのではないでしょうか?私は病院勤務ですが、なかなか継続的な昇給は期待できそうにありませんね、、、。
そういった方々には、休日が増えることで副業が可能になり、賃金アップや将来的な企業などの選択肢が増えるチャンスにもなるかもしれません。
デメリット
デメリットというデメリットは特に私は思いつきませんでした。もちろん、給料をさげることで週休3日制度を導入する企業で働いていれば、給料が下がるのは大きなデメリットですが。
今のところは、週休2日か3日は従業員に選択させる企業がほとんどだと思うので、強制的に週休3日で給料ダウンの話は聞いたことがありません。
ただ、今後は可能性としてそのような企業も出てくるかもしれませんね。そんなときのために、副業など検討してみてもいいのかもしれません。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。