適性検査・性格診断。自分を知ることって就活中、おじさん、どの世代でも大事。
数年前から理学療法科の科長として、職員採用試験の面接に同席するようになりました。
優秀な人材を見つけることはもちろんですが、個人的には一定の能力に満たないと思われる人材をふるいにかけることが命題だと思っています。
ただ面接だけでは、人物像をつかむことが難しいし、個人の主観的な判断になってしまい、客観性に欠けてしまうことが課題と考えています。
面接による主観的な印象も大事ですが、最近は適正検査・性格診断がすごく大事な要素だと思っています。
今日はそのあたりについて、考えを書いてみます。
面接試験
私が入職希望者と関わる機会は、「施設見学」と「就職試験の面接」の2回です。
と言っても、私自身が直接面接の合否に意見をできるほどの権限はなく、ほとんどが病院幹部とリハビリテーション部の部長とが話し合いの末、合否を決定しています。
まぁ実際は、人材確保のためよほどの問題がない限り採用してるのが現状なんですが、、、。
個人的には、やはり2回の関わりではなかなか十分にその人の内面まで把握するには至りません。
ほとんどの人が少なからず緊張していることもありますし。
ただ、なんとなくの印象ですが、「この子はあんまり伸びそうにないなぁ」程度は分かるようになってきました。実際に入職した後の経過を見ても、印象通りの割合が結構多いです。
でもあくまで主観なので、この程度の意見ではやはり合否にまでは影響を持たすほどではないんですよね。
適正検査・性格診断
最近興味があるのが、適正検査・性格診断です。
一般企業、特に大手では当たり前のように導入されていますよね。病院でも公立病院などでは導入されているところもあるのではと思っています。
最近は中小企業での導入も進んでいるようで、費用はもちろんかかりますがそれだけの費用対効果があるということなんでしょうね。
具体的なテストでいうと、SPIが有名でしょうか。本屋でも対策本などをよく目にします。
性格特徴・職務適応性・組織適応性が分かると言われています。
本当にこんなテストで人となりが分かるの?と思う方もいるかもしれませんが、結局は統計学なので、やはりデータ上は信頼性が高いものになると思います。
実際に多くの有名企業が取り入れていることからも、有効性が認識されているんでしょうね。
当院でもSPIを導入できれば文句なしですが、なかなかそこまでの経費をかけるまでには至らないとは思っています。
参考書から数十問程度抜粋したものを受けてもらい、参考値程度に使用できるだけでも、今までとは違った流れができるのかなーと思っております。
おすすめツール
調べてみるとSPI以外にも結構種類はたくさんあるみたいです。
SPIは残念ながら無料では利用できないようです。
ネット上で無料で利用できたものを少し紹介します。
①YG(矢田部ギルフォード)性格検査。
ネット上で無料で利用できるツールがあります。質問に対して〇・△・✖で選んでいく形式です。
精神的安定や社会的適応、衝動性、主導性などの分析を得られます。
②グッドポイント診断。
リクナビに登録(無料)が必要ですが、なかなかのクオリティーの診断テストが受けられます。
登録した後も、設定次第ではダイレクトメールなどもほとんど来ないので特に不都合はないです。
18項目から自身の特性について分析を受けられます。
自分を知る
入職希望者を検査で分析することももちろん大事ですが、改めて自分の適性・性格ってどうなんだろう?とふと思いました。
もうおじさんと呼ばれる領域に足を踏み入れた感はあり、「まだ自分探しやってんの?」と思われそうですが、自分で思う自己分析と一般ツールの分析って合致しているのかなーと思うんですよね。
あと、年齢を重ねることで変わっていく部分もあるし、役職・仕事内容で変わってくる部分・求められる部分、いろんな要素があると思うんですよね。
今の自分の現状、そして自分の課題を改めて客観的に考えるツールとして適性検査・性格診断って利用できるのかとも思いました。