おすすめの本。「イシューからはじめよ」「病院経営+失敗の法則」
1年ぶりにブログに帰ってきました。
最近、文章を書く仕事が増えてきたので、そのスキルアップも含めて、またちょくちょくブログを更新していこうと思います。
本日は、ブログをさぼっていた期間に読んだ本でおもしろかったものを紹介しようかなーと思います。
コロナの自粛中、時間を持て余していたので結構読書することが多かったですね。あと筋トレも始めました。
また感染者数が増えてきているので、本のストックを増やしとこうかなーと思っています。おすすめの本があれば教えてください。
イシューからはじめよ
いろんな方がおススメしていたので、GW中の読書用にポチった本です。
著者は大手コンサル会社⇒脳神経科学(イェール大学)⇒大手コンサル会社⇒ヤフーなどの経歴をお持ちの方です。
バリュー(質)のある仕事をいかにスピーディーに量産できるか。そのためには、何を考え、どのようなステップを踏んでいく必要があるのか。そこを著者の経歴や脳科学的に説明した本になります。
バリューのある仕事を考える際には、「イシュー度」と「解の質」で考える必要があります。
まずはイシュー度から。そもそもイシューであまりなじみがある言葉ではないですよね?
この本の中では、イシューとは
①2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
②根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
この2つを満たすものがイシューになります。イシュー度とは「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」ということになります。
数ある問題の中で、本当に取り組むべき問題をイシュー度で判断すること。イシュー度の低い取り組みやすい問題に逃げないことが大事です。
そして「解の質」。これは字のごとく、導き出した結論自体の質。解の質を高めるに、どのような準備をし思考過程でステップを進めて行くか。かなり具体的に書かれていて非常に参考になります。
また1回読んだだけなので、本の中身をすべて理解したとは思っていませんし、実際の仕事に活かすまでには至っていないので、もう1回読む必要があると感じています。
とりあえず自分の今の仕事の進め方の非効率が分かっただけでも収穫で、効率的なスタイルを構築していきたいです。
病院経営+失敗の法則
リハ部の運営だけでなく、病院全体での経営についても最近関心が出てきたので読んでみた本です。
専門職領域を超えて知識を深めることで、広い視野が得られると思っていますし、より自分の部署を俯瞰できるようにも思います。
事務部長や管理部門責任者と対等に話をしたり交渉するには、病院経営の大枠を理解しておく必要性を感じています。
紹介する書籍は、医療経営やコンサルティングの会社が一緒になって、過去の事例をベースに書籍したものです。もちろん、守秘義務があるので、細かい設定は脚色されています。
本の中では50の失敗の法則(事例)が紹介されています。1つの事例につき、ページ数も4ページにまとめられており、要点をつかみやすいです。
現場レベル・管理レベル・経営者レベルなど、幅広い事例が紹介されているので、視野を広げるには良い書籍かと思います。
読んでいるとなるほどなーという視点や、うちの病院にも当てはまるものもあったり、、、。ちょっとハラハラします。
出版は2007年なので、10年以上前の内容にはなりますが、2020年の今読んでも納得の1冊です。病院ってそれだけ同じ課題・失敗を繰り返しがちなんですかね。