知らないと損するGABA効果!ストレス社会の現代人に必須成分
最近CMなどでもよく耳にする「GABA」!
「睡眠やストレスに良いみたいだけど、そもそもGABAってなに?」
「GABAを手軽に摂取できる食べものないの?」
そんな方に、なるべく分かりやすくGABAについて説明していきます。
ストレス社会の日本で、GABAってすごく可能性を感じる成分だと思います。ぜひ、目を通してみてください。
GABAって?
「GABA(ギャバ)」とは、gamma-aminobutyric acidの略で、野菜や果物などにも含まれているアミノ酸の一種です。
最初に発見されたのは1950年ごろでずいぶん昔です。そのときに哺乳類の脳や脊髄などに高濃度で存在することが発見されました。
その後の研究によって、GABAは脳や脊髄などの中枢神経において、抑制性の神経伝達物質として働くことが解明されました。
抑制性として働くことから、現在では抗ストレス、リラックス効果、睡眠の質の改善、血圧降下作用など、さまざまな機能性があることが報告されています。
GABAは特殊な成分ではなく、野菜・果物・穀物など、私たちが普段口にするものにも含まれており、毎日一定量のGABAを摂取していることになります。
よりGABAを効率的に摂取することで、GABAの機能性(抗ストレスや睡眠)を活用しようと、最近では機能性食品として、スーパーでも見かけることが増えてきていますよね。
GABAの効果①ストレス
健康の大敵ストレス!
ストレスに対してGABAがどのような効果をもたらすのか、いろいろな研究が報告されています。
リラックスした状態を示す脳波のα波が、GABAを摂取したことにより有意に高値を示したとの報告。
また、別の実験では、GABA摂取のもと計算問題のストレスを加えたところ、GABA摂取群では脳波でのストレスの軽減と、本人の主観的な疲労感も有意に低下していたとの報告もあります。
GABA摂取にって、ストレスの緩和や事務作業などの課題での疲労感軽減が図れることが期待できますね。
GABAの効果②睡眠
GABAの機能性で最初に着目されたのはさきほど紹介したストレスに関する研究でした。
しかし、その過程の中でGABAを摂取した対象者の意見として、摂取した日の夜の睡眠や翌朝の目覚めが良いという意見が多く聞かれ、そこからGABAの睡眠への影響が注目され始めました。
GABA100mgを摂取することで、睡眠時の脳波が有意に改善されるとの結果が報告され、その後の商品化のきっかけにもなっています。
GABAが寝つきや睡眠時の深い眠りにも関係していることが分かっているようです。
GABAが多い食べ物
GABAがそんなにカラダに良い成分なら、「なるべく普段の食事でGABAをたくさん摂取するにはなに食べたらいいの?」って思いますよね。
農研機構という研究機関が発表している、農林水産物の分析結果の中から特にGABAの含有量が多いものが以下になります。
・じゃがいも 43mg
・かぼちゃ 56mg
・トマト 57mg
・トマト缶 95mg
・芽キャベツ 28mg
・大豆もやし 40mg
ただし、上の数値はすべて100gあたりの含有量になるので、その点は注意が必要です。
GABAに関しては、1日の摂取量の目安は30mgとされていますが、普段の生活でそれを上回る量を摂取しているのが現状なので、本当に推奨される摂取量は明確ではないようです。
また先ほど説明した、ストレスや睡眠に関する研究の中では100mgのGABAを摂取した研究が多く、普段の生活+100mg程度多く摂取することが、GABAの効果を感じやすいのかもしれません。
GABAに関しては、健常者に1日3000mgを1ヵ月継続して行っても副作用は見られなかったとの報告もあるぐらいで、普段の生活で意識的に多く摂取することは、健康上なんら問題がないと言えそうです。
GABAに特化した商品①「ネルノダ」
さて、ここからはGABAに特化した機能性表示食品を紹介していきます。
遠藤憲一さんのCMでおなじみの「ネルノダ」。こわもてのエンケンさんのかわいらしいパジャマ姿が印象的でしたよね?
「ネルノダ」のCMの中でも強調されていたのが「GABA100mg配合」。CMで初めてGABAを目にした方も多いのではないでしょうか?
最近はドリンクタイプだけじゃなく、粒タイプも出ています。わたしも休日はぐっすり眠りたいので、前日に飲むようにしています。
GABAに特化した商品②メンタルバランスチョコレート
次に紹介するのがチョコレートタイプ。グリコが販売しているメンタルバランスチョコレートで、2種類あります。
1つが、シンプルな商品名で「GABA」。もう1つが「GABA for Sleep」。
明確な違いははっきりとは分かりませんが、1粒あたりのGABA含有量がちがうと思われます。
「GABA」の方では、5粒あたりでGABA28mgと書かれているので、1粒あたりは5mg程度ですね。
「GABA for Sleep」の方では、3粒あたりでGABA100mgと書かれているので、1粒あたりは30mg程度となるので、さきほどの「GABA」の6倍近く含有量が多いことになります。
先ほども説明しましたが、GABAは多く摂取したことによる副作用は報告されていません。効果をはっきりと感じたい方は多く含有されている商品を選んだ方がいいと思います。
骨粗鬆症マネージャー、リエゾンサービスについてまとめてみました。
以前、骨粗鬆症を中心にまとめましたので、本日は関連して「骨粗鬆症マネージャー」、「骨粗鬆症リエゾンサービス」についてまとめます。
まわりのスタッフの認知度を確認しても、ほとんど言葉自体聞いたことがないスタッフが大多数。
かろうじで聞いたことがあっても、内容まで知っているスタッフもいませんでした。
やはりなかなか骨粗鬆症の病態自体に関心があるスタッフは少ないようです。
幅広く知識を深めていくと、必ずどこかで役に立ちます。勉強していきましょう。
骨粗鬆症マネージャー
日本骨粗鬆症学会が認定している資格制度です。
あとで説明する骨粗鬆症リエゾンサービスの中で、骨粗鬆症の知識を有し活躍できるメディカルスタッフの育成を目的とした資格制度になります。
2014年から開始されたもので、2020年4月時点で認定者数は3600名となっています。2019年に確認した際は3000名ほどだったので、1年で500~600名ほどが取得しているようです。
職種の割合としては看護師が50%、理学療法士が20%、薬剤師が15%、あとは診療放射線技師・管理栄養士などが並びます。
認定申請には、
①日本骨粗鬆症学会会員であること
②医療・介護施設などに所属し、医療・保健・教育活動に従事し、国家資格を有するもの。
③過去3年以内に学会が実施する骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースを1回以上受講しているもの
④過去3年以内に骨粗鬆症学会学術集会に1回以上参加していること
以上の4つを満たすとまず認定申請が受けられます。無事受理されれば今度は認定試験という流れです。
個人的にネックに思うのが、①の学会員であることですかね。年会費が6000円なのです。
びっくりするほど高くはないですが、安くはない。資格を取ったあともずーっと払い続けなければいけませんしね。
あとは、資格によっては申請時に症例報告をもとめるものがありますが、この資格はそれはないのでその点では取得しやすいかと思います。
認定試験については、例年11月ごろに東京で試験が行われているみたいです。マークシート形式で55問、時間は90分。
更新は5年ごと。会費を納めていることや、学術大会に参加していること。その他関連学会で一定の単位数を取得していることなどが条件です。
あとは骨粗鬆症としての活動記録の提出となっています。資格を取っただけで終わらず、しっかり形に残せるものに取り組まなくちゃいけないようですね。
個人的には年会費がなければ、なかなか魅力的な資格かとは思います。
病院全体で骨粗鬆症に対する取り組みができれば、その中の中心メンバーとして存在価値を発揮できる可能性は感じます。
骨粗鬆症リエゾンサービス
世界的に骨粗鬆症による高齢者の骨折数の増加が問題となっています。
そんな中、1990年代にイギリスで開始されたのが骨折リエゾンサービス。「リエゾン」とは「連絡係」「連絡窓口」の意味を持つフランス語です。
脆弱性骨折を発症した骨粗鬆症患者に対する、二次骨折予防が主な取り組みです。コーディネーターが骨折患者を見つけ出し、骨折リスクを評価、骨折予防を実施することで、効率的な骨粗鬆症治療が可能になりました。
このリエゾンサービスの導入により、イギリスでは年齢補正した骨折患者の発生率が低下傾向にあり、一定の効果を上げています。
そこで、日本でも同様のサービス、骨粗鬆症リエゾンサービス(Osteoporosis Liaison Service:OLS)が策定されました。
医師・看護師・理学療法士・薬剤師・管理栄養士など、他職種での専門チームを作り関わることで、骨粗鬆症に対する治療成績を向上させることが目的です。
骨粗鬆症の治療で問題となっているのが、治療率と治療継続率の低さが指摘されています。
脆弱性骨折をきたしている患者でも、骨粗鬆症治療を開始していたのは約20%。
治療を開始したとしても、5年間で約半数以上が治療から脱落してしまうことが報告されています。
骨密度は、血圧や血糖値のように頻繁に測るものではないので、なかなか治療による改善を感じにくいことなども影響しているように思います。
患者に対して、各専門職が専門性を持って関わることで、特に治療継続率に関しては改善が得られそうな印象はありますね。
興味がある方は、骨粗鬆症学会のHPなども確認してみてください。
リハビリのプロがおすすめ!高齢者・シニア世代の栄養補助食品。
サプリメント、機能性栄養食品、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品、、、、、。
自分の健康には関心があるけど、いろんな商品・選択肢があって、どれを選んだらいいか分からない。そんな方って結構たくさんいらっしゃると思います。
事実、私の80歳後半の祖母も5種類ぐらいのサプリメントを購入していました。ブルーベリー系、はちみつ系、にんにく系、、、、。
それらを否定するわけではないですが、理学療法士(リハビリ職)の立場からすると、祖母にはもっと祖母の状態に適したものを飲んでもらいたい。
なので、本日はリハビリ専門病院で働いている理学療法士の目線からおすすめできる栄養補助食品を紹介します。
おじいちゃん・おばあちゃんにもちろんおすすめですが、まだまだ元気な60歳代から継続すると、なお有効だと思っています。
骨こつケア
厚生労働省の調査で、寝たきりの原因の第4位に骨折・転倒という調査結果があります。
事実、リハビリ病院に勤務していると、大腿骨頸部骨折(太ももの付け根の骨折)の方や脊椎圧迫骨折(背骨の骨折)の方って、非常に多くいらっしゃいます。
転んで骨折することは容易に想像がつきますが、中には骨折の原因が思い当たらない方も時々います。骨がもろくなると記憶に残らないような些細な衝撃でも骨折する危険性があります。
骨折をしても、もちろんリハビリによって歩けるようになる方もたくさんいますが、完全に元の歩行状態にまで回復される方はたくさんはいません。
杖を使うようになったり、長い距離を歩けなくなったり、痛みが少し残ったり。骨折というイベントをどう避けるか、少しでもリスクを下げることができないかが重要だとされています。
そのために骨の強度、つまり骨密度の減少を減らすことが重要です。
残念ながら骨密度は加齢に伴って減少します。特に50歳代から、さらにいうと男性より女性の方が顕著に減少することが分かっています。
骨密度の減少を防ぐことができ、さらには増加も期待できるサプリメントがあれば、これってすごく魅力的じゃないですか?
そこで紹介するのが、CALPIS(カルピス)の「骨こつケア」。
実際に骨こつケアに含まれている成分により、骨密度が有意に上昇したとの臨床試験結果も出ています。
1日3錠飲むだけ、1ヵ月4000円ほど。もちろん定期コースなどもありますから、買い忘れなどもありません。
女性の方、特に痩せている女性は、骨密度が低下しやすいことが骨粗鬆症ガイドラインでも示されています。
是非、検討してみてください。
アミノエール
さきほど、加齢によって骨密度が低下することを「骨こつケア」の部分で説明しました。
加齢によって筋肉の量も減少することが、科学的に分かっています。まぁ多くの高齢者の手足が細いことを見ると、そんなことは感覚的に分かりますよね。
ただ、最近の研究によって、単純に高齢になるにつれて運動量が減少するから筋肉も減ってくる。それだけではないことが分かってきています。
高齢者の栄養不足、特にたんぱく質。さらにいうとアミノ酸の不足が筋肉の減少に関与していることが考えられています。
カラダの中で筋肉を維持・増やそうとするスイッチには、アミノ酸(特にロイシン)の役割が重要とされています。
アミノ酸は、食事から摂取したたんぱく質が腸で消化・分解されて生成されるものです。
なので、たんぱく質摂取そのものが減少している場合、体内で生成するアミノ酸の不足が起き、筋肉を維持しようとする働きが弱くなってしまいます。
高齢者の方も飲みやすいゼリータイプで、ロイシンを補給できる栄養補助食品。それが味の素が販売している「アミノエール」です。
「アミノエール」とウォーキングなどの軽い運動の組み合わせが、歩行能力の改善に有効のようです。
実際にリハビリ病院でも、リハビリと栄養補助食品の併用に取り組んでいる病院もたくさんあります。その結果、より効果的に筋肉量の改善が得られたなどの報告がされています。
極端な例えかもしれませんが、ボディビルダーもプロテイン(たんぱく質)をしっかり取って、ベンチプレスなどの運動を行っています。それだけ、筋肉のためには栄養素が必要不可欠ということです。
必要な栄養素(たんぱく質)を十分に取って運動をすれば、高齢者の方も身体能力の改善が期待できる、ということですね。
1セットが6個入り1000円ほどです。毎日飲むとそれなりのお値段になるので、今日はウォーキングするぞ!っていう日に飲む程度でもいいかと思います。
歩くのが遅くなった、疲れやすくなった、そんな方におすすめの栄養補助食品です。
最後に、ある学会で高名な教授の方が締めに言われた言葉を紹介します。
「老後のために、貯金と貯筋」。
困ってからではなく、予防的に筋肉を増やす・減らさない努力をすることが大事です。
おすすめの本。「イシューからはじめよ」「病院経営+失敗の法則」
1年ぶりにブログに帰ってきました。
最近、文章を書く仕事が増えてきたので、そのスキルアップも含めて、またちょくちょくブログを更新していこうと思います。
本日は、ブログをさぼっていた期間に読んだ本でおもしろかったものを紹介しようかなーと思います。
コロナの自粛中、時間を持て余していたので結構読書することが多かったですね。あと筋トレも始めました。
また感染者数が増えてきているので、本のストックを増やしとこうかなーと思っています。おすすめの本があれば教えてください。
イシューからはじめよ
いろんな方がおススメしていたので、GW中の読書用にポチった本です。
著者は大手コンサル会社⇒脳神経科学(イェール大学)⇒大手コンサル会社⇒ヤフーなどの経歴をお持ちの方です。
バリュー(質)のある仕事をいかにスピーディーに量産できるか。そのためには、何を考え、どのようなステップを踏んでいく必要があるのか。そこを著者の経歴や脳科学的に説明した本になります。
バリューのある仕事を考える際には、「イシュー度」と「解の質」で考える必要があります。
まずはイシュー度から。そもそもイシューであまりなじみがある言葉ではないですよね?
この本の中では、イシューとは
①2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
②根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
この2つを満たすものがイシューになります。イシュー度とは「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」ということになります。
数ある問題の中で、本当に取り組むべき問題をイシュー度で判断すること。イシュー度の低い取り組みやすい問題に逃げないことが大事です。
そして「解の質」。これは字のごとく、導き出した結論自体の質。解の質を高めるに、どのような準備をし思考過程でステップを進めて行くか。かなり具体的に書かれていて非常に参考になります。
また1回読んだだけなので、本の中身をすべて理解したとは思っていませんし、実際の仕事に活かすまでには至っていないので、もう1回読む必要があると感じています。
とりあえず自分の今の仕事の進め方の非効率が分かっただけでも収穫で、効率的なスタイルを構築していきたいです。
病院経営+失敗の法則
リハ部の運営だけでなく、病院全体での経営についても最近関心が出てきたので読んでみた本です。
専門職領域を超えて知識を深めることで、広い視野が得られると思っていますし、より自分の部署を俯瞰できるようにも思います。
事務部長や管理部門責任者と対等に話をしたり交渉するには、病院経営の大枠を理解しておく必要性を感じています。
紹介する書籍は、医療経営やコンサルティングの会社が一緒になって、過去の事例をベースに書籍したものです。もちろん、守秘義務があるので、細かい設定は脚色されています。
本の中では50の失敗の法則(事例)が紹介されています。1つの事例につき、ページ数も4ページにまとめられており、要点をつかみやすいです。
現場レベル・管理レベル・経営者レベルなど、幅広い事例が紹介されているので、視野を広げるには良い書籍かと思います。
読んでいるとなるほどなーという視点や、うちの病院にも当てはまるものもあったり、、、。ちょっとハラハラします。
出版は2007年なので、10年以上前の内容にはなりますが、2020年の今読んでも納得の1冊です。病院ってそれだけ同じ課題・失敗を繰り返しがちなんですかね。
健康のためには骨折予防が最重要。骨粗鬆症とその対策。
2年前に学会に参加した際、骨粗鬆症マネージャーや骨粗鬆症リエゾンなど、聞きなれない単語がポンポン出ていて骨粗鬆症に関する知識不足を感じました。
ふと考えると、養成校を卒業してから骨粗鬆症に関して勉強した記憶はほとんどないですね。改めて勉強してみると結構おもしろかったんですが、ようやくまとめることができました。
というかブログの更新自体ものすごく久しぶり、、、。またちょこちょこと更新できたらと思います。
まずは骨粗鬆症に関する内容を整理してみました。転倒予防だけでなく、理学療法士として骨粗鬆症の病態についてもしっかりと知識を身につけておきたいですね。
骨粗鬆症マネージャー、リエゾンについては後日まとめます。
大腿骨近位部骨折患者
まずは大腿骨近位部骨折患者数の推移について紹介します。
1987年から5年おきに全国調査が行われています。グラフから分かるように年々増加しており、今後の推計でも2040年には32万人が罹患すると予測されています。
理学療法士として、少しでも患者数の減少に貢献したいところですね。
骨粗鬆症の病態
健常者では、破骨細胞による骨吸収と、骨芽細胞による骨形成がバランスよく行われており、骨全体の5%程度が常にリモデリングされています。
破骨細胞と骨芽細胞のバランスをコントロールする役割はエストロゲンが担っています。
閉経によりエストロゲンの機能が減少するために、骨吸収と骨形成のアンバランスが引き起こされ骨の脆弱性を来した状態。これが骨粗鬆症の病態です。
診断基準
骨粗鬆症の診断基準は?と聞かれて思い浮かべるのは何でしょうか?
なんとなく「骨密度」というワードが思い浮かぶ方が多いのかと思います。
間違いではありません、骨密度の値が健常者の平均の70%以下になると骨粗鬆症と診断されます。でもそれだけでは不十分なんですよね。
多くの方が「脆弱性骨折」に関する診断基準を知らないと思います。もちろん私も知りませんでした。
脆弱性骨折とは、「立位に相当する高さからの転倒による骨折」とされています。要は歩いている途中に転んだりして骨折したものは脆弱性骨折。階段から落ちたり、脚立で作業中に落ちて骨折したものは脆弱性骨折ではないということですね。
そして、脆弱性骨折の中でも骨折部位が大腿骨近位部骨折または椎体骨折の場合は、骨密度の値に関係なく骨粗鬆症と診断されます。
つまり歩行中に転倒し、大腿骨近位部骨折・椎体骨折になった人は、骨粗鬆症と診断されるということです。ということは、思っていた以上に骨粗鬆症患者って多い!!って思いませんか?
左側の青枠は知っているけど、右の赤枠まで十分に理解している人はあまりいないのではないでしょうか?
薬物治療
骨粗鬆症に対する治療薬は確実に進歩していっています。それでも、一番最初に大腿骨近位部骨折患者数の推移を示したように、骨折患者が増加の一途をたどっているのが現状です。
その原因として、骨粗鬆症患者に対する治療率が低いことが指摘されています。推定1280万人の骨粗鬆症患者がいると考えられていますが、およそ200万人にしか治療が行われていないとの報告があります。
すでに大腿骨近位部骨折・椎体骨折の既往がある患者でも治療を受けていたのは20%との報告も。
また治療継続率の低さも問題視されていますね。1年間で45.2%が処方通りの服薬ができない、5年以内に52.1%が治療から脱落するとの報告があります。
たしかに、骨粗鬆症の薬物治療で第一選択であるビスホスホネートは少し複雑です。毎日飲むもの、1/W、1/Mなど服薬頻度に色々種類もありますし、服薬後30分は臥床を控える必要もあります。
血圧・血糖などは容易に計測できるので薬の薬効を自覚できますが、骨密度の変化は自覚することもできませんし、薬効を感じられないため治療継続率も低下しがちなのかもしれませんね。
この当たりは、医師・薬剤師だけでなく、理学療法士もリハビリの合間に服薬の重要性を伝えるだけでも患者のモチベーションを上げることはできると思います。
運動療法
高齢者・閉経後女性・閉経後骨粗鬆症女性などに対しては、太極拳・筋力訓練・ウォーキングなどにより骨密度の改善が得られたというエビデンスは報告されています。
しかし、残念ながらすでに脆弱性骨折を来している骨粗鬆症患者に対する運動療法のエビデンスは今のところ不十分なのが現状です。
しかし骨へのメカニカルストレスにより骨芽細胞の活性が得られ、骨密度・骨量の改善の可能性が考えられています。
ある研究では、大腿骨頭にかかる負荷量という観点で、1分間の片脚立位と53分間の歩行はおなじ負荷量という報告があります。
これなら入院中でも自宅でも、容易にできるので負荷量を確保しやすいと思われます。ぜひ日々の運動療法、自主練習指導でも参考にしてみてください。
呼吸療法認定士のホームページにマイページのシステムが導入されていた
呼吸療法認定士の資格を取得して、もう少しで10年になります。
気が向いたときに呼吸療法認定士のホームページを確認して、受験者数・合格率の推移を眺めたり、近隣でおもしろそうな研修会がないか探す感じです。
久しぶりに見てみると「マイページ」のシステムが導入されていたのでその報告を。
マイページ
ホームページ上の最初の画面上に「呼吸療法認定士マイページ開設のお知らせnew」の文字が。
newがついているので、まだ比較的新しい感じですかね。今年の4月ぐらいに導入したのかな?
とりあえずクリックすると、下のような画面に。
認定証登録番号なんて全然覚えていないので、ホコリかぶった認定証を引っ張り出してきて入力!
パスワードは、初回ログインの際は、「生年月日+登録した携帯電話番号の下4桁」だそうです。携帯電話の番号なんていつ登録したのか不思議ですが。
だいたいログインの時ってエラーが出て手間取ることが多いのですが、今回は一発でログイン成功!ストレスフリー!!
マイページ内容
マイページで確認できることは、認定者情報として第〇回認定資格、資格の有効期限などが確認できます。
5年ごとの更新なので、前回いつ更新したか、次の更新はいつになるのか、結構忘れがちですよね。マイページで簡単に確認できるのでこれは結構便利ですねー。
あとは現住所や勤務先情報の確認・修正もできるみたいです。今までは住所変更などは、変更届をダウンロード・印刷して郵送する必要があったので、マイページ上で修正できるのも非常にありがたいですね。
認定証明書の再発行の申請もマイページで可能になったみたいです。
追加してほしい機能
マイページが追加されて随分便利になった感じです。個人的にさらにあると便利だなーと思う機能を。
認定更新のための講習会の申し込みがマイページからできるとすごく便利かなーと思います。
現状では、
①登録フォームから基本情報(メールアドレスなど)を送信
②登録したメールアドレスあてに、事務局から「受講申込み入力フォーム」の案内が届くので必要情報を入力して送信
③事務局から「仮申込み受付メール」が届く。その中に入力情報を元にした受講申込書などがあるので印刷。
④印刷した一式を事務局へ郵送
⑤後日、事務処理が終わったら「受講確定メール」が届く。
絶対にもっと簡単にできますよね?ましていまどき郵送で申し込みって、、、、。
そのあたりの改善を強く希望します!!
とりあえず、資格を取得しているみなさんもマイページにアクセスしてみてください。
運動イメージが運動学習に有効。概要と評価、治療への応用まで。
脳科学の進歩により、運動イメージがリハビリテーション分野で再び(?)脚光を浴びていますね。
本日は、日常的にもよく使う運動イメージについて、改めて整理してみました。
抽象的な言葉なので、使いやすいですが、しっかりとその背景も踏まえて理解しなおしたいと思います。
運動イメージがトピック
運動イメージに関する話題が、今リハビリテーションの重要なトピックになっていますね。
運動イメージとリハビリの組み合わせ自体は目新しいものではないです。ではなぜ今、運動イメージが再び脚光を浴びているのか?
それは、「運動をイメージすることで、大脳皮質一次運動野などの運動出力に関わる脳領域に活動が見られる」という発見があったかからですね。
実際に体を動かさなくでも、運動をイメージするだけで、実際に運動しているときと同じ脳活動が得られるということです。
さらに、実際の運動ではFittsの法則、つまりスピードと正確性のトレードオフの関係性がありますが、運動イメージでもそれが成り立つという研究結果が出ています。
具体的には、極端に細い廊下を10m歩くときと、広い廊下を10m歩くときの運動をイメージすると、極端に細い廊下を歩くイメージをした方が歩き終わるまでに時間がかかると予測するそうです。
正確性が求められるので歩行スピードが低下するということが、運動イメージの中でも成り立つんですね。このことから、運動イメージが実際の運動の一側面を忠実に反映しているといえます。
では、運動のイメージと実行に、共通の脳システムが関与しているのであれば、患者が正しい運動イメージを想起することが、運動の実行に関わる脳内システムを賦活し、運動スキルの再学習に繋がる可能性が期待できますよね。
運動イメージの定義
イメージとは記憶の再生のことを示し、ワーキングメモリが利用されると言われています。
Farahによると、運動イメージとは「ワーキングメモリ(認知過程)によって再生される身体運動を伴わない心的な運動の表像」と定義されています。
Jeannerodらによると、「運動の準備をしながらも実際の運動を行わない内的過程」と定義しています。
つまり、運動イメージは運動の準備や実行と同等の脳活動を引き起こしていると言えますね。
運動イメージの種類
運動イメージには、運動感覚イメージと視覚イメージの2つの種類があると言われています。
まず運動感覚イメージ。別名で一人称的イメージとも言います。
運動のイメージをする際に、自分の視点で運動を行っているイメージがこれにあたります。例えば、右手でスマホを持っているイメージ。下のようなイメージであれば運動イメージです。
次に視覚イメージ。これは別名、三人称的イメージとも言います。
このイメージは、運動している人物をカメラで撮っているように、客観的な視点でイメージする方法を言います。同じく右手でスマホを持っているイメージ。下は視覚イメージになります。
では、この2つの運動イメージで何が異なってくるかが大事になってきますね。
結論から言うと、運動感覚イメージ(一人称的イメージ)のほうが大脳皮質の運動関連領域の活動を高めることや、皮質脊髄路の興奮性を高める効果が認められやすいと言われています。
最近は、両方併用すべきともいわれていますが。
運動感覚イメージで活性化が見られる運動関連領域は、一次運動野、補足運動野、腹側運動前野、背側運動前野との報告が多いです。
視覚イメージの場合は、後頭葉と楔前部を含む視覚経路上で活性化が認められたとの報告があります。
ただ、加齢により視覚イメージが優位になりやすいとの報告もあり、実際に患者がどちらのイメージで運動イメージを行っているのか確認する必要があります。評価方法については、次で説明します。
運動イメージの評価
運動イメージにも2つの種類があること、しかも運動感覚イメージの方が治療として有効性が高いと言われている。
そもそも目の前の患者が適切に運動をイメージできているのか。運動イメージの能力を評価する必要があります。
臨床で使用できるものとしては、①質問紙、②メンタルクロノメトリーが使いやすいと思っています。
まず質問紙。
いくつか種類があります。スポーツ分野で活用されている質問紙もありますが、リハビリテーション分野での活用が多いのがKVIQとMIQ-RSです。
KVIQは10項目の運動を、それぞれ運動感覚・視覚イメージで行ったときに、イメージの明瞭度を5段階で評価する方法です。たとえば、頸部の屈曲、肩関節屈曲、母指と多指の対立など、各関節の運動に特化しています。
印象としては、評価を取り終えるまでにかなりの時間がかかりますし、認知機能が保たれている患者でなければ評価自体の妥当性に欠けると思われます。短縮バージョンとして、各5項目ずつのバージョンもあるみたいです。
MIQ-RSは、KVIQとは少し異なり、ドアを押す、グラスをつかむ、おじぎをするなどの日常的な動作をイメージすることが特徴となっています。
おそらく日本語版も作成されているとは思うのですが、検索してもうまく見つけることができませんでした。ぜひ見つけられた方はご一報を。
次にメンタルクロノメトリー。よくTUGが用いられていますね。
事前に課題内容(TUG)を説明。まずこの課題を終えるまでにかかるであろう時間をイメージ・予測して答えてもらう。その後、実際に課題を行う。
予測と実測のタイムの差が少ないほど運動イメージ能力が高いと判断できます。私が知る限りではカットオフ値等は見当たりません。
これらを使って、対象患者の運動イメージ能力を評価、かつ運動感覚・視覚感覚イメージの程度も把握できます。
治療への応用
脳卒中患者でも運動イメージとそれに伴う運動関連領域の活性化は保たれていると報告されています。
また健常者と脳卒中患者で、実際の運動、受動運動、運動イメージ、運動観察それぞれの実施中の脳活動を比較した研究があります。
健常者では、実際の運動の神経活動に最も近かったのは、受動運動でした。脳卒中患者では、実際の運動に最も近い活動が得られたのは、運動イメージだったとの報告があります。
この報告を見ると、脳卒中患者では、運動感覚システムの活性化には運動イメージが適していると言えますよね。
次に脳卒中患者の上肢と下肢に分けて考えてみます。
下肢は主に姿勢制御に関係することが多いため、皮質活動を介した運動制御の役割が少ないと言えます。そのため、理論的には皮質活動で主に作用する運動イメージの下肢機能への効果はあまり期待できないとされています。
逆に上肢は皮質活動による運動が多いので、運動イメージによる機能回復が期待しやすいと言えますね。
個人的な臨床
私はPTなので、下肢や立位・歩行などで運動イメージを使う頻度が多いです。
例えば背屈運動の学習。まずは非麻痺側で背屈運動を繰り返して、その際の運動感覚を覚えてもらう。次に麻痺肢で行う運動イメージ。実際に麻痺側で行ってみる、の流れはとりあえず行ってみますね。
背屈に関しては運動と運動イメージの併用が効果が大きかったとの報告がされていますし。
患者によっては、目的(前脛骨筋)の場所と全然異なる場所に力を入れていた、という反応が割と多いです。とにかくがむしゃらに漠然と力を入れている、というような患者が割といます。
漠然とした運動ではなく、まず本来正常である非麻痺側の運動をしっかりと認識してもらったあと、どこに力をどのように入れているのか。その運動イメージを麻痺側で再現してもらうような関わり方もアプローチの1つかと。
動作レベルでは起立の際に、臀部圧が徐々に減って足底圧が徐々に高まる感覚を非麻痺側でしっかりと認識してもらったあとに、患側でその運動イメージを行ってもらい、その後実際に動作を行ってもらうなどです。
実際に、麻痺側で行ったときに誤差があれば患者自身に内省、それを言語化してもらい、さらに修正して誤差学習を進めて行く。こんな流れも結構多いです。
個人的には、なるべく患者に触らずに、患者自身で考え試行錯誤してできた!という報酬を与えることが、自主練習の定着、意欲の面でも大事かなと思っています。
まだまだ、運動イメージの効果はRCTなどのエビデンスレベルの高い研究自体が多いとは言えませんが、今後もこの分野への期待が高まりそうです。
梅雨の読書タイムにおすすめの本。300冊読むとレベルアップできるらしい!!
さて、本日も最近読んだ本の一部を紹介します。
梅雨入りして、家にいる時間が増える時期になりましたねー。クーラーをつけて快適にコーヒーすすりながら、読書の時間を作ってみてはどうでしょうか?
池上彰のお金の学校
ご存知、池上彰さんが「お金・お金にまつわる仕組み」について、分かりやすくまとめられた本です。
大きなテーマは5つ!
①お金、②銀行、③投資、④保険、⑤税金。
どれも日常的に利用したり、耳にするワードですよねー。
でも詳しい中身や仕組みを本当に理解している人ってほとんどいないんじゃないんですかね?
私自身も、「なんとなーく、雰囲気で理解してるけど?」って感じでした。
理解がその程度なので、まして説明なんてできるわけがないですよね。そして、いまさら勉強する方法も、時間もないということ。
池上先生が具体例も交えながら、非常に分かりやすくまとめてくれています。
当時の企業の裏話なんかも入っていて、頭にも残りやすかったですねー。
とりあえず、もうちょっと経済のこと知りたい、かっこつけたい方におすすめです。
あとは、副業として株に手を出そうかお悩み中の方。経済の基礎を理解してないと痛い目に合うと思うので、必読ですよ。
本を読む人だけが手にするもの
以前は年に数冊、話題になった小説を読む程度だったんですが。ここ最近は、もっぱらビジネス書!月に5〜6冊程度読んでいるように思います。
読み始めると、まぁおもしろいこと!
でも読書にもそれなりにお金がかかる。果たして読書にそれだけの価値があるのか、あると信じたい!
そんな時にタイトルに惚れて買ったこの本、「本を読む人だけが手にするもの」。
著者は藤原和博さん。なんか名前に見覚えがあるなー。かの有名な清原和博と名前が似ているから??
いやいや。
そーいえば、今まで読んできたビジネス書の中でも、この人の著書の引用がいくつか出てきてましたわ!それで見覚えがあったんですね!
さて、本の中身を紹介。
今までの20世紀は「成長社会」。みんなが一つの目標に、みんなと同じように歩んでいけば問題がなかった時代。
でも今は違う。21世紀に入って、社会は「成熟社会」。これまでと同じように、みんなと同じでは淘汰される可能性がある時代。
「それぞれ一人一人」が、自分自身で、世の流れと自らの人生とを鑑みながら、自分の幸福論を決めていなければならない。
そのための教養を手にするには読書が欠かせないということ。、、、、ものすごく納得!!。
みんなと同じでは、いわゆるその他大勢なんですよね。もちろん、「その他大勢でもいいじゃん」って方もいると思います。以前までは私もそうだったと思います。
でもそれだけじゃあちょっとつまらないなーと思う時期が、人生の中で絶対に来ると思うんですよね。
その時に、何をするか。見過ごすのか、何かに取り組むのか。何に取り組めばいいか分からない方、とりあえず読書してみてはどうでしょうか。
この本の中で、「量は質に転化する」とも書かれていました。300冊読んだあたりから、世の中のさまざまな事象に対して、自分の考え・意見がしっかりと持てるようになったらしいです。
読書することで、様々な視点、想像力、論理的思考が養われるということなんでしょうね。まだまだ300冊には程遠いですが、そこを目標に頑張っていこーと思えた1冊でした。
オールシーズン使えるベネクスアイテムを追加。毎日の睡眠が楽しみ。
最近注目のベネクスのアイテムを追加購入!!
いろいろ悩んだけど、オールシーズン使えそうなボディーコンフォートを購入しました。
実際の使い心地と購入する方へのアドバイス。
ベネクスの紹介
このページにたどり着いた方なら、ベネクスについてご存知の方も多いかとは思いますが、簡単に紹介。
「人間が本来持っている自己回復力を最大限に発揮させること」をコンセプトに開発されたのが、休養専用着「リカバリーウェア」。
独自のテクノロジーで作り上げた特殊素材「PHT」。このPHTを繊維1本1本に練り込んで作ったものが「リカバリーウェア」です。
睡眠時には、リラックスしているときに働く副交感神経が優位になるのが本来のヒトのメカニズムです。
忙しすぎる現代人、情報過多の現代人、常に興奮状態の交感神経が優位になりやすいため、寝ているつもりでも十分に疲労回復に至らず。
この特殊素材PHTにより、現代人に多い自律神経の乱れを整えることが期待されます。
ベネクスのアイテム
アスリート選手も愛用していることで有名ですが、アイテムの種類も豊富なんですよね。
Tシャツ、パーカー、レギンス、ステテコ、ネックウォーマー、アンクルコンフォート、アイマスク、、、。
お値段もそれなりにするので、どれを買おうかかなり悩みます。
私はすでにネックウォーマーとアイマスクを愛用しています。特にアイマスクは、昼寝のあとの眼の解放感はものすごいですね。
ベネクスは基本的に、肌を覆う面積が多いほどリカバリー効果が得られるので、就寝時にもう少しアイテムを追加したいなーと思っていました。
ボディコンフォート
そこで色々悩んで購入したのがボディコンフォート。
ボディコンフォート??・・・なにそれ??ですよね。ダサく言うと腹巻きです(笑)
「冬はいいけど、夏は暑そう」と思われるかもしれませんが、メッシュ素材で通気性はかなり良いですよ。もちろん、多少あったまる感じはありますが。
下の写真を見て貰えば、通気性の良さは伝わると思います。
ボディコンフォートのメリット
ボディコンフォートを購入した理由は、まずオールシーズン使いやすいアイテムであること!!これが一番です。
シャツに関するアイテムも多数ありますが、半袖・長袖など、どうしても気温に左右されることが多いので、オールシーズンは無理ですよね。
そしてボディコンフォートは値段がお手頃。半袖シャツなんかは安くても1万円。ボディコンフォートは4.000円です。断然お得です。
皮膚を覆う面積もかなり多いので、十分な効果が期待できます。
購入する際の注意点
サイズがS~M(60~80cm)とL~XL(75~95cm)の2種類です。
もし両サイズの境界ぐらいの方でサイズに迷うことがあれば、迷わずL~XLの大きい方のサイズを購入してください。
かなり伸縮性があるので、多少サイズが大きくても問題ありません。寝るときに使用するので、少しでも窮屈さが気になるとそもそもの睡眠の質にも悪い影響が出てしまいます。
疲れが抜けきれない、睡眠の質を改善させたい、そんな人にはぜひおススメですよ。
オーストラリア・ケアンズ旅行。おすすめスポットはパロネラパーク!!
10連休からもう1ヵ月も経ちましたねー。みなさんは10連休どう過ごされましたか??
私は10連休はほとんど仕事でした、、、。その分しっかり休日手当を稼がしてもらいました。といっても、一日数千円程度の手当てなんですがね。
さて。10連休頑張ったので、久しぶりの連休をとってオーストラリアに旅行に行ってきました!
久しぶりの海外旅行。
ここ最近は仕事が忙しくてなかなか連休が取りにくかったのですが、思い切って旅行に行って良かったです。
オーストラリア・ケアンズの紹介です。すごく良いところでしたよ。
オーストラリア・ケアンズ
オーストラリアは国土が広いので、今回はオーストラリアの「ケアンズ」という都市に旅行に行ってきました。ケアンズはざっくりいうと、海に面した田舎町みたいなところらしいです。
オーストラリアの気候は、12月~3月が雨季、その他が乾期とざっくりと分けられます。
気温は都市によって少しずつ違うのですが、ケアンズの6月はだいたい最高気温が30℃未満でした。現地には4日間いましたが、すべて晴天で気持ちのよい天気でした。
暑いのは暑いですが、日本のようなじっとりした暑さではないので気持ちが良いですね。街並みも広々としていて歩くのも気持ちいいです。建物もオシャレ!
海辺に座って木陰で風を感じながら1時間ぐらいぼーっとしてました。何時間でも過ごせます。
物価
オーストラリアは物価が高いことで有名だそうです。なので、現地での出費もそれなりの覚悟が必要です。
1オーストラリア・ドル=80円前後みたいです。東京オリンピックが近いことで、円が強くなってきているので、私が行ったときは70円台後半でした。
さて実際の物価ですが、500mlのペットボトルがコンビニで3ドル(240円)、ラーメンが14ドル(1120円)、みたいな感じです。ざっくりと大体2倍近いぐらいでしょうか。
それなりのレストランでの食事になると、一人3~4千円はざらにかかると、現地ガイドさんも言っており、確かに物価が高い印象です。
言語
日本語の看板も割と見かけますし、日本人が経営しているお店もちらほらあります。
ただ、それ以外のお店ではほぼ日本語は通じないと思っておいた方が良いかもしれないですね。
あとは個人的な感想として。私自身、学校で習った程度の英語しか話せませんが、他の国に比べるとオーストラリアは特に日本人の発音の英語が伝わりにくかった気がします。
オーストラリア自体、英語になまりがあるからなのか、単語レベルの英語を伝えるのにも少し苦労しました。
動物園・コアラ
ケアンズ空港に到着したのが、朝7頃でしたがその足ですぐに動物園観光でした。ハートリーズ クロコダイルという名前の動物園で、ケアンズでは一番大きい動物園。
小っちゃいカンガルーが園内を歩いているので触ったり、写真撮ったり。
ボートに乗って目の前でクロコダイルがエサに飛びつく様子を見たり。
そして、オーストラリアといえばコアラ抱っこですよね。
ツアーのオプションではコアラ抱っこ撮影+朝食付きで7500円でした。
現地のサービスでは25ドルでコアラ抱っこ撮影可能です。朝食はついていないですが、機内食で軽食を食べているので、同じ時間帯であれば朝食は必要ないと思います。
現地ガイドさんが言うには、最近は、コアラに関してかなり法律的にも厳しいようで、シドニー・メルボルンではコアラ抱っこが禁止されているようです。
コアラ抱っこしたいのであれば、ケアンズを選んだ方が良さそうです。
パロネラパーク
ケアンズからバスで1時間半ぐらいのところにある、パロネラパーク。個人が自らの手で作り上げたお城らしく、今は古城のような雰囲気のある観光地となっています。
宮崎駿監督の天空の城ラピュタによく似ていることから、モデルではないかと言われています。
その真偽のほどは分かりませんが、宮崎駿監督はオーストラリアに20回以上も来たことがある、大のオーストラリア好きで知られています。
魔女の宅急便のパン屋そっくりのパン屋が実際にあったり、風の谷と和訳される国立公園があったり。
ジブリ映画を彷彿させるものが複数あるので、パロネラパークもラピュタと関連があるかもしれません。
パーク内の散策は正味30分くらいです、あまり歩く距離自体は長くないので、そこまで疲労感はなかったです。
私は夜の散策ツアーに参加しましたが、ライトアップされていてすごく幻想的できれいでしたよ。
おまけですが、星空もすごくきれい!天の川が鮮明に見えたり、南十字星も見えたり、思わぬ収穫でした。南十字星は日本では沖縄の波照間島じゃないと見れないですからね。
夜ホテルでゆっくり過ごすのも良いかもしれませんが、せっかくオーストラリアに来たのであればパロネラパークのナイトツアーぜひおすすめです。
お土産にパロネラパークの建物のカケラが入った小袋を貰えました。台風の時なんかに壊れたパーツを有効利用しているみたいですね、地味にうれしいお土産です。
ダンディーズ
レストランの紹介です。オーストラリアは物価が高いので、レストラン選びも慎重に。
ケアンズは海に面しているのでシーフードが結構人気なようですが、せっかくオーストラリアに来たので、変わった物を食べてみたいと思って、「ダンディーズ」に行ってみました。
このお店では、カンガルー・クロコダイル・オージービーフのステーキをセットで食べられます。日本語メニューもあるみたいです。
クロコダイルは、鶏肉に近く、さっぱりしていて非常に食べやすいですね。
カンガルーは、人によっては少し臭みが気になるかな?個人的には全然気になりませんでした。赤身肉にちょっとレバーみたいな苦味のあるお肉でした。
ソースはBBQ、味噌テイスト、醤油テイストの3種類。やっぱり醤油テイストのソースが一番美味しかったですね。やっぱり日本人。
ざっとケアンズ旅行の思い出を書いてみました。
オーストラリアは本当に広いので、シドニー・メルボルンなどの複数の都市の観光はそれなりに日数が必要になりそうです。
もう一回オーストラリアに行く機会があれば、またケアンズに行ってもいいかなーと思える気持ちがいい観光地でした。